さくチラうら

さくさんのチラシのうら

ファミコンソフト“アトランチスの謎”の話と、RTAに挑戦して勢いで初心者並走会にも参加させてもらった話

謎が多いゲーム。

最初に念のために言っておくと、RTAってのはあれです。リアルタイムアタックです。ゲームとかをスピードクリアしていくやつですね。それでタイムを競うやつ。

自分がプレイしたことあるゲームのRTA動画を見たり、その走者さんがやってる配信を見たりするのは好きだったんですがね。

まさか自分がRTA挑戦することになるとは…。
よりによって(失礼)挑戦するゲームがアトランチスの謎とは…。
そしてレースのイベントに参加させてもらうことになるとは…!!!!!

 

というわけで、8月27日に行われたアトランチスの謎初心者並走会に参加してまいりました。RTA初挑戦でイベント初参加!

こちらがアーカイブです。自分の出番は最初のレースです。(この並走会についてや、参加の経緯については後述)
アトランチスの謎ってなんじゃらほいって方も、冒頭で解説の方々が分かりやすく説明してくださってるので、ぜひご覧ください。見所がたくさんで面白いから!!!!!

ヒエ~ ゲームイベントチャンネルの動画の中にワシの名前が載ってるゥ~~

いやぁ楽しかった。久々に味わった緊張感だった。心臓ドッキドキだった。

レース後のインタビューではめっちゃ余所行きの声でトークするさくさんを楽しめるぞ!もうちょい気の利いたトークできんのかお前は。ネットラジオやっとった経験が生きる貴重なチャンスやろがい。

あ、参加に意義があると感じておるので自分のプレイ内容についてはここでは割愛。

主催・解説の皆様、運営の皆様、走者の皆様、コメントしてくれたり見守っててくれたリスナーの皆様、そしてレースで一緒になった宿敵(とも)たち、本当にありがとうございました。楽しかった~
マジモンの初心者の自分も輪に入れていただいて、テクニックを教えていただいたり、レース中に反応をもらえたりして嬉しかったです。貴重な体験ができました。

その作品のRTA世界1位の記録持ってる方と世界2位の記録持ってる方の解説のもと、自分のゲームプレイを見てもらいながらコメントいただけるって相当に光栄なことだぞ!!

本番と本番後の様子については配信で振り返ったし、ここで細かいテクニックの話を書くのもなんか違う気がするので、アトランチスの謎という作品の思い出と、並走会参加に至るまでの出来事についてのお話をしようと思います。

最初にして最大のきっかけは、今年のRTA in Japan Summer 2022。日本最大のRTAイベントです。その最終日。まぁその日、私は仕事だったんでリアルタイムで観られていないんですがね。

その日はよく生放送を見に行ってる走者さんが出られるので、アーカイブは絶対見るぞーと思っていたんですが、その日のスケジュールに気になるタイトルが…

えっ…アトランチスの謎のレース!?えっ…予定タイム5分!?
そんな早くクリアできるの!?ってかアトランチスって今まで採用されてなかったんだ。意外。

アトランチスの謎というゲームは幼少期から家にあったファミコンソフトでした。
当時はもちろんクリアできず、高校生くらいの時にゲームセンターCX有野課長がプレイしたのを見て、自分もそれをマネして苦労してようやくクリアしたゲーム。
世間ではどうやらクソゲーとして認識されてる方も割といるようだけど、自分はそうとは思えないんですよね。まぁ確かに理不尽要素と説明不足は大いにあるけど…。

ステージクリア型が一般的なアクションゲームにおいて、ステージを行ったり来たりできて、一方通行でも一本道でもないのは当時としてはなかなかに新しかったと思うんです。
小さい頃はクリアできないながらも頑張って挑戦して、時には親と一緒にプレイして、いろんなステージに行けるのが面白くて、結構楽しめていた覚えがあります。BGMも小気味よくて好き。
実はかなり思い入れがあるソフトなのです。

だから!自分たちの作品に!自分でクソゲーっていうのは!やめようね!サンソフトくん!!

あとこのソフト、説明書の後ろの方に、たどり着いたエリアを記録する欄と、日にちと手に入れた宝箱の個数とスコアを記録する欄があるんですよ。こういうのいいよね。こう、ゲーム側からプレイするモチベーションを高めさせてくれる感じで。もう今や説明書っていうものが貴重な存在ですね…。

現代っ子の皆さんからすると、え?その程度で?って思われるかもしれないけど、技術もユーザーフレンドリーのノウハウも少なくて、まだまだ手探りの家庭用ゲーム黎明期ですよ、1986年って。ファミコン発売から3年後。初代ドラクエと同級生。
ソフト面で出来ないことをハード面で補ってるのは当時ならではと思います。今は自動でスコアの記録とかステージクリアの記録が保存されるし、なんならオンラインにアップできちゃうし。

だから今も日本のどこかに当時のちびっ子たちが記録を書き込んだアトランチスの謎の説明書があるかもしれない。ロマンだね。

自分は大好きですよこのゲーム。

とまぁ、話を戻してRTA in Japanの話。
気になっていたアーカイブを見てみました。

走者は世界1位で並走会主催のぬこいぬさん、世界2位で並走会解説のまんまるさん、世界5位で並走会の第3レース走者のbeerさんです。 

以下、初見時の感想。

アトランチスの謎のことをチスって略すの初めてきいたよ。チス王て。でも業界用語感あっていいね。
ってか手前にマリオいるじゃん。なんてことだ。
それになんか奥の方にOLみたいなひといる。えっ男性じゃん。多様性。どうやら三十路OLらしい。あーそういうことね完全に理解した。
しかも解説が2日前にトロマン走りながら解説しとった人(SASさん)かよ。まじかよ。しゃべりがうますぎる。
タイマースタート前から情報量が多すぎて混乱する。謎が増えた。

で、プレイを見たところ…

は、はやい…

あのクリアに大変な労力を費やしていたゲームを一瞬で…。ぶっつけ本番でこのタイムで、当然皆さんのベストタイムはもっとはやいわけで…。それにあの最終面を無敵アイテムなしでクリアするなんてTASさんにしか無理だと思ってたよ。

こう、大幅なバグや、認識しにくいシーケンスブレイクを使わず、わかりやすくゲームを正面から最短・最速クリアをするレギュレーションのRTAっていいよね。こういうのが一番好きです。

あー楽しかった。自分がプレイしてクリアできなかったゲームのRTA見るの気持ち良すぎだろ。

 

ほんで、最後の告知。どうやら初心者並走会なるものがあるそうな。
へぇー。自分RTAやんねーからなー。でもレース面白かったし、思い入れあるソフトだし、覚えてたらチラ見しに行くかーと。その時はその程度の関心。初見時の感想ここまで。

後日(当日だったかも)、Twitterで「RiJのアトランチスの謎面白かったーおれもカセット持ってるー」っていう旨のツイートをしたところ、走者の方々に捕捉される事案が。
そこからの経緯はうろ覚えだけど、確かその流れでアトランチスの謎RTAの解説動画に辿り着いてそれを見たんです。
そして動画を見て思ったのです。世界トップクラスを目指してギッチギチにタイムを詰めようとすると厳しいけど、ファイナルステージさえなんとかなれば自分もRiJの予定タイム内でクリアすることはできるのでは…?と。

せっかくだし久々に自分もプレイしてみるか!と思い、ちょうど自分もスイッチオンラインに入ってたからそれで挑戦。

予想通り最大の壁はファイナルステージ。全然できん。
だけど、繰り返しプレイしてると、コツとまではいかないけど感覚が分かってくる。

そして紆余曲折あって、とうとうRTAルートでクリア!!

お、おれにもチスのRTAができた…!!
自分が今まで出来なかったステージをクリアしたときに感じるこのカタルシスたるや。これぞ当時に実体験があるオッサンにしか味わうことのできないレトロゲームの醍醐味ネ。

まぁ、この頃は全然安定してクリアできてなかったけどね。いや今もだけど。
あのな、頭ではこのタイミングでジャンプせんといかんってわかってるんだけどな、体がな、反応しないんだな…(30代)

そんなこんなで、“最終ステージをなんとかクリアできる”というレースに出る最低限のラインに立てた。それが並走会の10日くらい前だったかなぁ。

そんなタイミングで、主催のぬこいぬさんがチス放送をしていらっしゃったので、そちらにお邪魔してコメントでご挨拶とRiJを見てとても楽しめたということを伝えつつ。
で、話題が初心者並走会のことになったので、「初心者並走会、出ようかどうか迷ってるんスよねー」っていう雰囲気を匂わせたら、是非参加していただいて!というお言葉をいただいたので思い切って参加を決めた次第です。小心者だから結構ギリギリまで参加表明出すの迷ってたけど。

あと、並走会に向けたRTAのルートやテクニックの解説をする放送もしてくださって、それをお目にかかれたのでしっかり勉強させてもらいました。コメントで質問したことにも回答してくださってありがたい限り。

そうそう、Discordのアトランチスの謎サーバーで参加希望者を募っていたんですが、当然ディスコ内だからどんな方がいるかはサーバーに入るまで分からないんですよ。
最初は「初心者って銘打ってるし、俺みたいなイベントはおろかRTAやったことない人がいっぱい集まってるんやろなぁww」って思ってノコノコ入っていったら…割と名だたるRTA走者の方がいるな??数日前にRiJで見た人までいるぞ??おれ場違い過ぎない???ってなったけど、まぁ…どうにかこうにか。

その勝手に感じてた危機感のおかげで、本番まで良い緊張感もてて楽しく練習できましたね!それに新しいことを始めたての頃が一番伸びを実感できるもんね。
ベストタイムも2分50秒台から2分40秒台まで更新できたしな!これ書いてる時点でワシ世界12位やぞ!

さっきも書いてた通り、参加に意義があってレースに勝つのが目的ではないとはいえ、やっぱり出させていただける以上、いいプレイしたいからね。

……と、そんな感じで並走会当日を迎えたわけでした。準備から当日まで、とてもエキサイティングな時を過ごせました。

改めての御礼になりますが主催のぬこいぬ様、チャンネルのRTARacingの皆様をはじめ、多くの方々、ありがとうございました。

いやほんとね、アトランチスの謎RTAはレースの競技性めちゃくちゃ高いということに気付かされましたよ。
不運な事故が多発する本番の魔物の住まうポイントがあり、フレーム単位の操作精度が必要な短縮テクニックという魅せ要素もあり、なんといってもタイムが大いにブレる96面の魔の通路と、最後の最後に上級者でもミスすることもある完全実力勝負のファイナルステージ。
見所もいっぱいあって、短時間だからこそ勝負が最後まで読めないんですよね。逆転も大いにあるし!ファイナルステージで手こずって大逆転された俺が言うんだから間違いない。

しかも、実機なくてもスイッチオンラインで遊べて、自分みたいな初心者でも10日間あれば一応形は作れるという入口の広さと、更に1回の通しがおおむね5分以下という手軽さよ!練習もしやすい!

 

つまり…

何がいいたいかというと…

…みんなも…チスを……やろうね……!!!!
楽しいから!!!!

俺もやったんだからさ。

次回があればまた参加させてもらいたいな…。
それと、今のベストタイムが2分40秒台だから30秒台は出したいよね。んで、今のところレース用の安定ルートしか練習してないから、フレーム技とかも挑戦してタイム縮めたいですね。練習しよう。

という長話でした。
おしまい。

 

そういえば超今更な私事なんだけど、最近生放送の拠点をニコニコ生放送からTwitchにほぼ移行しました。
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